色恋は有効ではありますが…
キャバクラでは日々のノルマ達成の為に、“同伴”と“指名”と“売り上げ”を気にしながら仕事をするのが普通です。
そのために色々な営業方法を駆使して接客していますが、中でも色恋営業には即効性があるので誰もが一度は試したことがあるかと思います。
しかし慣れない色恋営業をやったせいでお客様が暴走してしまい収拾がつかなくなった…という経験もあるかもしれません。
実は色恋営業が上手なキャバ嬢は、お客様に勘違いをさせてお金を使わせるだけで終わらずに、お客様が暴走しないようにきちんとコントロールしています。
今回は色恋営業にハマったお客様を暴走させない為にして欲しい重要なポイントを紹介します。誰でもできることですのでぜひ実践してみて欲しいです。
お客様を暴走させないポイント
色恋営業にハマったお客様を暴走させないためには次の3つのポイントを守る必要があります。
- 「元カノで忘れられない人っている?」と訊いてみる
- 色恋営業から枕営業にシフトしない
- 色恋営業が限界だと感じた時は一度答えを出す
以下で順番に説明します。
まずは現在ではなく、昔の恋人に対する反応で攻撃的な性格かどうかが調べられます。
元彼女に対する姿勢を見ることで、色恋営業をしても、「仕事なんだろうけどいい気分だな」という風に受け止めてくれる人かどうかがわかります。
元カノに攻撃的ではないお客様、いい思い出だったと割り切っているお客様の場合、一度お店に来なくなっても指名が復活する事もあるので、安心して営業をかけられます。
反対に元カノとは連絡を取らない主義のお客様は要注意です。こういう思考のお客様は色恋営業で指名してくれるようになっても、しばらく通って手に入らなければ切れるので短期集中型です。
次に色恋営業をしていて一番大変なのが、お客様からの枕のお誘いです。
「あなたの事が好きかも?」と思わせぶりな方法でお客様をお店に来るように仕向けているので枕を断るのは結構骨が折れます。
- たくさんお金を使ってくれたから
- シャンパンをいれてくれたから
- もうお店に来ないって言われたから
お客様はあらゆる理屈を駆使して枕営業を迫ってくる場合がありますが、この押しに負けてセックスしてしまうと、もう二度とセックスをする前の関係には戻れません。
色恋営業で留めておけば「自分は客だ」という気持ちを律してくれていたお客様も、セックスまでしてしまうと「セックスまでしたんだから俺は客じゃないな!」と暴走してしまう確率が高くなります。
色恋営業から枕営業にもつれ込みお客様が暴走してから、「本当は好きじゃなかった」という話をしてもその時に素直に聞き入れてくれるとは限りません。
最悪の場合ストーカーとなるリスクもあります。
断りきれずに枕してしまうことは絶対にやめましょう。
そして色恋営業が限界だと感じる瞬間は誰にでも必ずあります。あの手この手でごまかそうとしてもお客様がそれを許してくれない時です。
お客様から「◯◯ちゃんはどう考えてるの?」と言われた時に逃げたりお店を辞めたり出禁という対応でお客様を切ろうとするのは暴走をより促しているだけです。
これもお客様がストーカー化する危険があります。
キッパリと断ることでお客様が気まずくなってお店に来なくなったとしても、色恋だけじゃない関係を築けていれば「やっぱり◯◯ちゃんじゃないと」と、もう一度お店に来てくれる可能性があります。
一度切ってあげるのもお客様を暴走させないためには大事です。
まとめ
今回は色恋営業にハマったお客様を暴走させない為にして欲しいポイントについて紹介しました。
色恋営業はメリットが多いですが、その一方でデメリットもあります。
色恋営業でお金を引っ張っておいて、いざお客様が暴走にしたらなにもせずに逃げていては、いつまでたっても稼げるようにはなりません。上手に立ち回るテクニックを身につけないとキャバ嬢として進歩はありません。
恋愛経験があまりないお客様や依存傾向が強いお客さんなど、ちょっと接すれば色恋営業で地雷になりやすい人、ストーカー化しやすい人はいます。
そういうお客さんには、“自分からお願いしない”事を意識して接客してみてください。